アトピー性皮膚炎克服への道 | 入浴方法について

15. 入浴方法について

■入浴する意味

そもそもアトピー治療で入浴する意味が何だが、考えたことありますか?
要するにアトピー治療で入浴する最大の目的は、皮膚を清潔に保つことなんですね。
(リラックスなどは別として・・・)
私は、この意味をよく理解していなかったんです。

例えば、こんな入浴法に心当たりがありませんか?
掻きむしった後の肌は、傷口にお湯がしみて痛いんですよね。
なので症状が重くなるに従って、お湯に浸かることがだんだん怖くなるんです。
だから、サーっとお湯に浸かった程度で直ぐ出てきてしまうんです。
特に真夏はシャワーだけとか。
そして、その後直ぐにステロイドを塗るんです。

どうですか?こんな入浴の仕方ではないですか?
アトピーを治療すると言う点では、これでは入浴の意味がないんですね。
逆に、ちょっと危険な気がします。

何が危険かって?
ステロイドは、前に塗った脂分が少しでも皮膚に残っていると効果が殆んど出ないんです。
なのでステロイドを使用する際、前の汚れを完全に取り除き、皮膚を清潔にしておくことは想像しているより大切なことなのです。
これを守らないとステロイドのランクを下げるどころか、知らないうちに塗っても塗っても効果が
無くなり、逆に、強さのレベルをどんどん上げる結果になりかねないのです。
こんなことしてたら、「ステロイド離脱」どころの話しじゃないでしょ?

■具体的な入浴の仕方

では効果的な入浴法を紹介します。

まず水道水の塩素対策として、市販のビタミンCを利用します。
薬局で粉末タイプなら200gで1500円程度で販売されていますが、これなら一回当たり1gの
使用量で10円以下で済みます。(1gで十分です)

お風呂の温度は、春、秋は40度。夏は38度程度ですね。真冬なら42度程度がいいでしょう。
これ以上温度を上げると、皮脂を取り過ぎ、痒みを必要以上に誘発する可能性が高くなります。
でも 自動センサー付きのお風呂なんて必要ないんです。
少し暑めに沸かして、後は水で調整するだけで大丈夫ですから。

お湯に浸かる時間は、最低10分を目安として下さい。(春夏秋冬)肩まで浸かり、
とにかくリラックスした状態で身体全体をふやけさせます。

石鹸とシャンプーは、これはやはり無添加、無香料のものがいいですね。
合成のものは刺激が強くてお薦めできません。
ただし高価なものを使う必要はありません。300円程度のもので充分です。
ちなみに、 無駄なお金を掛けないのがこのレポートのテーマなのですが、実際、こんな所で高価なものを
使用しても「完治」という結果に大差は出ないんです。

そして、タオルと洗い方。
ナイロンタオルは、皮脂を落としてしまうのでダメですよ。柔らかい綿のタオルを使いましょう。
順番としてタオルで石鹸を泡立てたら、まず炎症の強い部分から。
タオルでこするのではなく、泡だけを手に取って、そっと手の指先で優しく洗うんです。
この調子で全身もステロイドを塗った部分を中心に丹念に汚れを落とします。
タオルを使わなくても、10分程度お湯に浸かっていれば手でも簡単に洗えます。

ここがポイントなんですね。
最後に炎症の少ない部分や足などをタオルで洗うようにするんです。
後は湯船のお湯ではなく、シャワーで石鹸を流してから、また最後に湯船に浸かる。
これがアトピー肌でも皮脂を落とさず、汚れだけを落とす入浴のテクニックです。

<<< 14.ステロイド離脱  16.最後に >>>

↑ PAGE TOP